プリンタ(HP)に関するお悩みと回答をまとめています。
今日のお悩みは、こちら。
【質問】
インクのランニングコスト EpsonのPX046Aを所有しています。買い替えを検討しています。 難点はシートフィルダーがはずれやすく、インクが個別に変えなければなりません。 キャノンやHPの場合、黒とカラーに分かれ、カラーが均等に減っていくそうです。インクのランニングコストを考慮すれば、どのメーカーが一番安いですか。
【回答】
ランニングコストでプリンターを選択する意味はほとんどありません。 印刷する条件によってランニングコストは変化するからです。 一体型インクが均等に減っていくということもありません。 例えば、マゼンタ一色でインクがなくなるまで印刷したら、マゼンタ一色しか消費されることはないにもかかわらず、他の色を全く使用していなくても交換する必要があります。 交換後に、同様にシアン一色をインクがなくなるまで枚印刷したら、シアン一色だけなくなって交換する必要があります。 このような印刷方法では、インクは2セット必要ですが、この内容を1枚づつ交互に印刷した場合では、インクは1セットで済むことになります。 独立インクの場合、どちらの方法をとったとしても、消費されたインクはマゼンタとシアンだけであり、イエローは全く消費していないため、交換する必要はないのです。 このように色味の偏った印刷をされる傾向のある利用方法では、独立インクの方が単色ごとに交換できるため、コストパフォーマンスがよくなります。 インクそのものは液体なので、インクよりカートリッジの製造単価がかかることから、全てを交換した場合には一体型インクの方が安くつく傾向にあるということです。 また、1枚当たりのランニングコストの違いは数円未満です。 インク一回の交換でのランニングコストが100円違ったとしても、プリンターの金額が1000円違えば、10回以上インク交換しなければ、元が取れることはありません。 ランニングコストはレーザープリンターが安くつきますが、一月に数百枚から数千枚以上印刷するような環境でなければ、元が取れないのです。 年間に何回インクを交換するかを考えて、プリンター価格にせいぜい延長保証の5年分で交換するインク代とを合わせた金額でどのプリンターが安くなるかを計算すればいいのです。 プリンターが10000円、1年にインクを3回交換、インク代一式5000円 5年利用で85000円必要。 プリンターが15000円、1年にインクを2回交換、インク代一式5000円 5年利用で65000円必要。 プリンターが15000円、1年にインクを3回交換、インク代一式4000円 5年利用で75000円必要。 インク代やプリンター代が高くてもインクの利用率が低ければ、トータルコストは安くなることもあるのです。 自分に当てはめて考えてみましょう。
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